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 あっという間に如月である。1年の12分の1がもう過ぎてしまったのかと思うと、毎年の事だが唖然としてしまう。

如月は、草木が生え始める月「生更木」が語源とも言われ、旧暦の2月、つまり新暦の3月を表しています。しかし、キャンパスの中庭では既に梅の花が綻び始めていて、まさに今にふさわしいように思います。
さて、2月の行事と言えば、釈尊涅槃会です。お釈迦様は2554年前の2月15日、インドのクシナガラでお亡くなりなりました。齢80と当時としては極めてご長寿でした。また、弟子阿難だけをつれた故郷へ旅の途中で、食中毒が原因と伝えられています。
お釈迦様最後の言葉は、日本では「自帰依自灯明、法帰依法灯明」として知られています。

ただみずからを灯明とし、みずからを依処として、他人を依処とせず、法を灯明とし、法を依処として、他を依処とすることない

自らを信じ、法、すなわち釈迦の教えやダルマ(真理)を頼りに修行しなさい。
そしてお釈迦様は続けられます。
この世界は美しい。そして人間もまた甘美だ。
与えるものには功徳が増す。心身を制するものには、怨みの積もることがない。
さあ修行者よ。もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成させなさい。
と。
遷ろうものに執着し、また寄る辺のないこの時代。この言葉は染みます。



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