暑さ寒さも彼岸まで

今月から見習いとしてお世話になっています。お参りの際、見慣れぬ小坊主が対応することがあるかと存じますが、どうかお見知りおきください。

お彼岸も終わり10月に入りましたが、檀信徒の皆様に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。連日の台風の影響からか10月に入っても真夏日が続きましたが、この頃はようやく秋めいてまいりました。「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、それももはや昔のことで、令和の時代には通用しないのかもしれません。

この言葉、「春分/秋分を境に厳しい気候が和らぎ、過ごしやすい穏やかな気候に変化していく」という意味ですが、実はもう1つ別の意味でも使われます。「厳しい気候もいつかは終わる」ことから転じ、「辛く厳しいことでも時期が来れば去っていく」というような意味にも使われます。永遠に続く苦しみを人は耐えることができません。

「この苦しみも、いつかは必ず終わる」という希望があるからこそ、人は前を向いて歩んでゆけます。一生懸命生きていれば、辛く苦しい局面に立たされることが何度もあるかと存じますが、この言葉を胸に常に前をむいて歩きたいものです。

一難去ってまた一難。関東に今度は史上最大規模の台風が直撃するとのこと。進路予測の範囲にある方々は、またかという思いで過ごされているかと存じます。苦しい時もいつかは終わる。この言葉を頼りになんとか乗りきれるよう、我々も祈りたいと思います。

見習い

合掌