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お施餓鬼という仏事は、『 救抜焔口餓鬼陀羅尼経』というお経によるといわれています。
それによると、釈尊の十大弟子の一人である 、 阿難尊者 (あなんそんじゃ) が、ひとりで瞑想している時、口から火を吐く一人の恐ろしい餓鬼があらわれ、「お前は3日後に死んで、我々と同じ恐ろしい餓鬼界に落ちる。」と言いました。恐れおののいた阿難尊者が、どうしたらそれを免れることができるかをお釈迦様に尋ねたところ、「その苦から免れたければ、三宝(仏・法・僧)に供養しなさい。また無数の餓鬼たちに食物をほどこして供養した 功徳 により、餓鬼も救われ、その功徳によってお前も救われるだろう。」と答えました。
つまりこのお経では、自らの命を助けるには、餓鬼に施しをする利他行が必要だと説かれているわけです。
お施餓鬼は特に季節を問わない行事ですが、餓鬼に関連する行事であるため日本ではお盆とワンセットで行うところも多いようです。
餓鬼だけでなく、先祖代々や広く無縁の 諸精霊 を供養し、また同時に自身の 福徳延寿を願う機会として、楽しんで頂ければと思います。

龍蔵寺では、毎年8月22日、午後1時30分から本堂にて大施餓鬼会を厳修致します。
一時間ほどの住職のお話と法要の後、各自お卒塔婆を墓地に移動し、合掌・念仏してご回向ください。
お施餓鬼のお卒塔婆のお申し込みは、8月1日から13日の間に寺務所にて承っています。卒塔婆の冥加料は5000円、もしくは10000円です。機に応じてお選びください。


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