由木長老が急に葉書を出そう。
と仰せられ、お盆の入りの法要の案内を出しました。
長老が「僕も最後だから」と仰るので、案内文にそのことを書いたら、これは不要と添削。
まだまだやる気である(笑)。
おかげで8月のお念仏の会・テンプルモーニングは30人近い参加者で、大変賑やかでした。
いつものように、声を合わせて日常勤行集にあるお経を皆で読経。折角の盂蘭盆会ですので、本来のお盆の法要で称えられる「回願」を回向として称えました。以下に紹介します。
以此諷経念佛善 報答父母劬労徳
存者福楽寿無窮 亡者離苦生安養
四恩三有諸含識 三途八難苦衆生
倶蒙悔過洗瑕疵 尽出輪回生浄土
現代語に訳すと、
この念仏の功徳をもって 父母の苦労と徳に報い
生きているものには幸福をもたらし 亡くなった方は苦から解放され
安らかに生まれ変わりますように
生きとし生ける全てのいのち 苦しみの中に生きる全ての存在が
犯した罪を洗い流され 輪廻を抜けて極楽浄土に生まれ変われますように
坊さんが読んでいるお経の半分くらいは、お釈迦様の教えの復唱。
後の半分はこのような「願い」で構成されています。
皆様がこの夏をつつがなく乗り越えられますように。
合掌 住職