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本日、龍蔵寺倶会堂に、慶応義塾大学教授 岡田あおい先生をお招きして、
「家族は崩壊したか -皆婚社会神話再考-」と題した講演会を開催致しました。

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約20名程の檀信徒の皆さまが集まり、講演後には熱のこもった質疑が行われました。

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先生のご専門は、歴史人口学。講演では福島の農村の宗門人別改帳の分析を通じ、江戸時代の農村の婚姻がどういうものであったのかを紐解かれます。基本的には長男以外の男子も女子も、皆一度は結婚していること(楢山節考のような悲惨なことはない)。結構な割合で離婚していること。また、多くが再婚していること。を解き明かし、封建的な家族観が思い込みであることを説明。その上で、現在の家族は崩壊しているのではなく、変化しているだけ。という結論は説得力がありました。
家族が変化していったとき、家族の宗教的ニーズに応える形で成立してきた現在の寺院がどのように変化すべきか非常に考えさせられました。

副住職

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