陽春の候、皆様にはお元気にお過ごしのことと存じます。 この度はお盆とお施餓鬼の供養の方法を、これまでのやり方を変えさせて頂きたく知らせさせて頂きます。お盆とお施餓鬼の行事が本来の意味により近づけばと願っております。
大きく変わるところは、従来のお施餓鬼の卒塔婆から「盆施餓鬼」という木札にさせて頂き、その裏側に「亡くなられた方へのお手紙」と自分の名前を書くスペースを設け、お盆中に縁ある亡くなられた方の供養としてお手紙をして頂くというものです。 そうすることにより、亡くなられた方と私、家族と私の関係がよく見え、より充実した供養と毎日がもたらされるように思えるからです。
木札は七月一日に魂入れをし、お盆を七月にされる東京を除き、八月一日より寺務所にて受付して木札をお渡しします。八月二十二日の納めの施餓鬼会には木札をあげた方のお名前をご本尊さまにご報告させて頂きます。 木札は、一年間自宅にお奉りし、一年後にご自分でお焚きあげするか、翌年の納めの施餓鬼会かそれ以降に寺にお納めください。お墓にお供えされたい方はそのようにしてください。
遠方の方には、木札は宅急便でお送りいたします。
新盆を迎える皆様には従来のお施餓鬼の卒塔婆を寺が用意しますので、迎え盆の十三日にお墓にお立て頂けたらと考えています。
盆施餓鬼の行事日程
日時 | お寺での行事 | 檀信徒各家 |
7月1日 午前10時 | 新盆の方の卒塔婆、木札への魂入れの法要 | ご自由にご参加下さい |
8月1日 午前6時 | 盂蘭盆入りの法要 | ご自由にご参加下さい |
8月1日 午前7時 | 新盆の方のご供養 | 新盆をお迎えになる方で、可能な方はご参列下さい。 |
8月1日~8月13日 | 木札の受付と配布 盆施餓鬼木札のご回向 5千円(大:1万円) |
寺務所にて受付。木札をその場でお渡しします。木札は自宅に持ち帰り、ご先祖様に向き合いお手紙をしたためて下さい。 |
8月16日 | 送り盆 | |
8月22日 午後1時半~ | 納めの施餓鬼会法要。卒塔婆・木札の施主様をご本尊様に報告 | ご自由にご参加下さい。 |
8月22日以降 | 木札は一年間自宅にお奉りし、ご自分でお焚き上げをするか、翌年の納めの施餓鬼会の時か、それ以降にお寺にお納め下さい。 |