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今年は徳川家康公薨去四百年にあたります。家康公は浄土宗の熱心な信者で、馬印に「厭離穢土欣求浄土」と書かれた旗を用いたことはよく知られています。穢れたこの世から離れ、清浄な浄土を願い求めよ、という仏語ですが、当然戦場では死を恐れるな! と兵士を鼓舞する意味でも使われたのではないかと思います。
晩年、家康公は熱心に日課念仏を行っていました。念仏を唱えながら南無阿弥陀仏と書写する行で、念仏者の行としては一般的なものです。龍蔵寺でも、家康公の日課念仏を掛け軸にしたものを持っていますが(毎日書くので当然沢山ある。家康公はそれをいろいろな人にプレゼントして有効活用していた)、今年の木札には家康公が書いた名号を転写させて頂きました。今年の記念として頂ければ幸いです。

龍蔵寺のHPのトップページのスライドショーで、家康公の日課念仏の一部を拡大したものを見ることができます。家康公の遊び心で、ところどころ「南無家康」と書かれているところがあります。ほとんどは神仏のおかげとしながらも、1,2%は自分の力と思っていたのかも知れません。見つけてみてください。

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