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新盆(あらぼん)は、故人がお亡くなりなって、四十九日を過ぎてからはじめて迎えるお盆のことです。お盆は元々、我が子を思う気持ちが慳貪の罪となり、地獄に落ちてしまった母親を子供が救う、というお経の中に出てくる話に由来する行事です。お盆を通じ、親の愛情を改めて認識し、子供にもそれを伝える。お盆とはそういう行事です。

葬式や四十九日、また相続などいろいろな事務的な作業も一段落し、すこし落ち着いた状態でお盆を迎え、家族・親類を集め、僧侶を呼び、改めて故人と親類縁者への感謝を伝え、その姿を子供に見せる。そういう機会として、日本では新盆を特別な機会として重要視してきました。

新盆を迎えられる方は、8月1日以降、12日までに盆棚(精霊棚)を用意します。

盆棚のイメージはこんな感じです。

マンションなどで、盆棚を用意することが難しい場合は、仏壇をお持ちの場合は、仏壇内を綺麗に掃除し、仏壇の引き出しなどを利用してスペースを作り、そこに盆棚の設えを用意します。また、仏壇をおもちでない場合は、床の間やあまりごちゃごちゃしないところにスペースを作り、お写真やお位牌、思い出の品などを飾って、盆棚の代わりといたします。

新盆を迎える檀信徒の皆様には、お寺の方で卒塔婆をご用意しておきますので、お墓参りの折におたていただければと思います。新盆のお塔婆代は五千円となりますので、寺務所でお申し出ください。

また、新盆を迎えるご家庭では、僧侶を呼んで供養するのが伝統ですが、このごろは留守にせざるをえないご家庭も増えました。そのようなご家庭向けに、8月10日に本堂にて新盆の法要をまとめて行いますので、8月5日までにご連絡ください。8月10日の法要は午前9時から執り行います。当日はお位牌をご持参ください。当日の参列が難しい場合は、8月1日以降、寺務所までお預けにお持ち下さい。ご自宅でご供養される場合は、伺う日程を電話にてご相談させて頂きます。

暑さに向かう折柄ご自愛くださいませ。

 

合掌 龍蔵寺

 

 

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