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DSC01016_160701お盆の入り

東京ではお盆を7月15日前後に行うところも多いようです。龍蔵寺の檀家にも7月のお盆を希望される方もおられるので、お盆・お施餓鬼の木札を7月1日の法要で入魂しご用意しています。お盆の由来となった盂蘭盆行には、餓鬼道へ落ちた母親を救うため、安居明けの7月15日に餓鬼に供養せよと書かれています。旧暦の7月15日は新暦の8月15日(今年は17日)にあたることから、実際の時期を取るか、カレンダーの表記を取るかで時期がずれます。農村部では、新暦の7月15日は農作業的にも忙しい時期で、元々の時期に合わせ、都市住民はカレンダー通りとしたということです。
安居というのは、サンスクリットの雨期を音写したものです。雨期は植物が活気づいて、虫などの生物も地上にあふれ出る時期です。そのような時期に出歩いて、無用な殺生をしてはいけないと、お寺に籠もって修行に励みます。なので、安居明けのお坊さんは徳も高く、お布施をして回向するにはもってこいの時期、ということだったのでしょう。

 

 

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