謹賀新年
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
今年の8月で、龍蔵寺に越して8年になります。テレビなどで加須という名前が出ますと、「おっ！」とびっくりし、誇らしく思ったりするようになってきました。昨年ですと大ヒットした映画「シン・ゴジラ」で加須市の体育館が避難所という想定で登場してびっくり。また年末に上梓された「老いる家 崩れる町（野澤千絵著）」でも加須が数カ所に登場していました。前者は交通の結節点というポイントと、東日本大震災で加須に避難された双葉町からの連想かと思います。後者は埼玉でも住宅建設数が多い自治体として列記されているのですが、どちらかというと農地をそんなに住宅に転用して大丈夫ですか？ というようなニュアンスで登場して少しがっかり。
お寺も加須のために何ができるのか、といろいろ考えています。
まずはお寺の本分である「祈り」に立ち戻ること。また、それを展開する過程で寺をもっと開いていくことが大事ではないかと思っています。
小さなことですが寺を開く一歩として、これまで庫裏の玄関に置いていた門松を山門に移動しました。正月らしい雰囲気と、それを感じて多くの方が参拝され手を合わされるきっかけになればと思います。作り付ける作業をしているときから、何人もの檀信徒の方にお声をかけて頂きましたが、そういう効果もあったようです。
来年は餅つきからやってみようかと・・・・夢想しています。
皆様の一年が健やかでありますよう心よりお祈り申し上げます。
合掌 副住職
