今月のテンプルモーニング、お念仏の会でお配りした「言葉」はこれです。
4月は、入学・入社・異動など、環境が大きく変わる時期です。
新しい人と出会い、古い縁が離れ、人生の流れが動き出します。 年をとりますと、出会いよりも別れが多くはなりますが、経験が豊かになった分、新しい出会いを大切にすることできるよう思います。
仏教では、こうした“ご縁の変化”をとても大切に見ます。
お釈迦様の言葉を集めた法句経という古い経典に、
「悪しき友とまじわるなかれ、よき人を友とせよ」
という言葉が残されています。
悪友とは、必ずしも悪いことをする人ではありません。
- 会うと心が荒れる
- 愚痴や怒りが増える
- 欲ばかりが刺激される
- 自分の大切にしたい生き方が揺らぐ
つまり、心を曇らせるご縁をつなぐ人が悪友、悪しき友です。
お釈迦様は他にも、
奪うだけの人
実行が伴わない人
悪口を言う人
放蕩、つまりギャンブルとか深酒に誘う人
も関わってはいけない人として例示しています。
そういう人は一見魅力的であったり、逆にそういう人に出会うと良い方向に導こうとついお節介をしたくなったりしてしまいますが、お釈迦様は近づくな関わるなと教えます。他人を変えることは難しい、そのようなことに心を配るくらいなら、自分が善友になる努力をした方がよいと仰います。まずは自分が変わるべしと教えます。
4月は新しいご縁が始まる季節です。皆様には、心を共に育ててくれる善友との出会い、そして皆様が誰かの善友となれるよう、佛の教えが皆様と共にありますよう、お祈り申し上げます。
