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龍藏寺では、毎月第一月曜日、朝7時から本堂にてお念仏の会を開催しています。浄土宗の日常勤行集のお経と般若心経をご一緒に音読して心を清めます。読経の後には15分ほど境内を掃き清めます。併せてテンプルモーニング。

読経して境内を掃除する。何も特別な事ではなくお寺の日常の風景ですが、これを檀信徒の皆さんと共有する機会がテンプルモーニングです。

初期の仏教教団にはインド中に散らばった修行者たちが、ひと月に2度、新月と満月の日に集まって「布薩(ウポーサタ)」という反省会を行っていました。そこで「戒を守っているか」お互いに確かめ合っていました。守れなかった場合もそれを素直に共有する。いわゆる懺悔です。懺悔といえばキリスト教のイメージですが、仏教の出発点も自らの罪を認めること、弱さを見つめること、つまり懺悔です。ご一緒に読む日常勤行集の4番目に読む短いお経に「懺悔偈」があります。

我昔所造諸悪業 皆由無始貪瞋痴 
従身語意之所生 一切我今皆懺悔

意訳すると、

私がこれまで行ってしまった様々な悪行は
遙か過去、前世よりつながる貪(むさぼり) 、瞋(いかり) 、痴(おろかさ)からの因縁による。
それらは「行い」「言葉」そして「思い」から生じたものである。
私は今、その一切を懺悔する。

となります。
つまり、毎日読むお経では、そのはじめにこのお経を読んで、日頃の行いを懺悔し、少しでも清らかによい人間として1日を送りたいと願います。

月に一回ではありますが、現代の布薩(ウポーサタ)として、ひと月の行いを反省し、よりよき人間になることを願う機会として頂ければと思います。

お念仏の会では、お経の本はお寺でご用意しています。数珠はご持参ください。
毎月、仏様の教えにまつわる言葉を書いた、カードをお配りしています。