二河白道

昨日は大変な大雪でした。
朝から少し雪かきしてグルッと見廻って見ましたが、お寺も特に被害はなかったようです。
皆様におかれまして、お怪我などなされぬようご注意ください。

写真のような景色を見つけてしまいますと、職業柄「二河白道やな~」などとつい口にしてしまいます。
「二河白道」は唐の時代の僧、善導が書いた『観無量寿仏経疏』という本に出てくるたとえ話で、人生の厳しさと阿弥陀仏の救いを表現しています。
二つの河とは火と水の河で、それぞれ自分の心の中にある「いかり・憎しみ」「こだわり・むさぼり」を表しています。二つの河に挟まれた一本の白い道が、極楽往生を願う清らかな心で、西の阿弥陀様に向かって一直線に延びています。人生とはこの二河の間を歩むがごとき苦しいものだと説き、阿弥陀様が常に声をかけ導びこうとされている様子を描いています。信仰を持つことの大切さと心強さを表しており、図題としても大変人気のあるお話です。

浄土系のお寺ではこの話をテーマにした壁画や掛け軸などがよく見られますし、奈良の国立博物館には重要文化財に指定された二河白道図を見ることができます。

副住職