『法然上人行状絵図』に書かれた法然上人のお言葉です。
生けらば念仏の功を積もり
死なば浄土に参りなん
とてもかくてもこの身には
思い煩う事ぞなし
と思いぬれば
死生共に煩いなし
生きてはお念仏の功徳を積み
死んでは浄土に参りましょう
あれこれこの身にあったとしても
思い煩うことはない
必得往生を信じれば
生きるも死ぬも恐るに足りず
※住職意訳
今年も11月になり、時間の過ぎる速さにただ戦くばかりです。人生は長いと思っていても、長大な宇宙の時間を考えれば、ほんの一瞬、一刹那に過ぎません。その間に起こることなど、所詮は些事に過ぎません。
そうはいっても、目の前の苦しみや将来の不安に苦悩してしまうのが人間です。その苦しみからどうすれば解放されるのか思い悩みます。
どのように栄華を極めようとも、どのように苦しみの多い人生であったとしても、死は平等に訪れます。そのときに訪れる阿弥陀様の功徳を信じれば、死ぬことは浄土への旅立ちであり、門出であり、里帰となります。
まもなく苦しみのない浄土に帰ることができると分かれば、生きることになんの悩みや苦しみがあるでしょうしょうか。
合掌 住職
