年末のご挨拶

壇信徒の皆さま

少しずつ寺業継承を進めたいとの住職の意向で、今年から小職が年末のご挨拶を書くことになりました。拙文となりますがお許しください。
早いものでもう師走になってしまいました。今年は年男ということもあり、あれもしたい、これもしたいと張り切っていたのですが、振り返ると成果乏しく恥じ入るばかりです。それでも「壇信徒の手引き」を平成三十一年度版として改訂増補できましたのはせめてもの悦びです。自主製作とはいえ初版はいくらなんでも誤字が多すぎました。「手引き」は壇信徒の皆様に伝えたいこと、日頃よく聞かれることを中心に、寺の行事や信仰についてまとめたものです。何かの時に手に取って頂ければ、多少なりともお役に立つのではないかと思います。また、次の世代に「ちょっと勉強しておきなさいよ!」と渡して頂ければ、お寺との付き合い方が伝わるのではないかと思います。寺務所でお配りしていますので、参拝時にお申し出ください。
今年は記録的な暑さに加えて台風も多く、境内の大松が強風で倒れたりして大変でした。それでもしばらく経つと、日当たり良くなって周りに新しい芽が出てきたり、ひこばえが出たりするのを見つけると、嬉しくなってしまいます。欠けた空間が少しずつ馴染んでいくのを見ますと、木が倒れることにも意味があり、それが因となって次に繋がっていくのだと強く感じます。

平成三十一年は四ヶ月しかありません。少し可哀想な気がして手引きも平成三十一年度版としてみました。平成三十一年そして新しい元号での元年が、皆様にとりまして良い年になりますようお祈りします。

平成三十年 師走
龍蔵寺 副住職 高口洋瑞