令和元年 納めの施餓鬼会 厳修

令和最初の納めのお施餓鬼を無事終えることができました。檀信徒の皆様には篤く御礼を申し上げます。
世の中はクラウドファンディングばやりですが、皆様に木札を納めて頂き、お陰様で本堂荘厳整え法要ができているわけで、お寺というものは昔から檀信徒の思い、クラウドファンディングのようなもので成り立っているのだなあと気づかされます。

今年はお盆の時期には珍しい台風が接近したりと気を揉みましたが、当日はこの夏にしては涼しく、気持ちよく法要を行うことができました。改めて御礼申し上げます。

折々に、お盆とお施餓鬼は夏のセットの行事とお伝えしてきましたが、お盆は盂蘭盆経というお経で、雨安居の最後の日(7月15日)にやりなさいと期日指定の行事であるのに対し、お施餓鬼に期日指定はありません。本来いつ行ってもよい行事です。餓鬼に供養するということが共通しており、いつしか一緒に行われるようになった行事です。小生が育った大阪の一心寺というお寺では、一年中お施餓鬼を行う常施餓鬼法要が安政3年(ペリーが来たり、あっちこっちで大地震が起きた大変な頃です)から続けられており、お施餓鬼が夏の行事という印象はありませんでした。

一方で、多くの檀信徒が農業や自営業であったころとは違い、平日の法要に参加できる方も少なくなってきました。また、年々暑くなるなか、冷房のない龍蔵寺の本堂でいつまで法要を続けられるのかという思いも正直あります。元号も変わり、よい転換点なのかも知れません。

お施餓鬼の木札を盆施餓鬼の木札へと変更したりと、徐々にお施餓鬼の姿も変わってきています。檀信徒の皆様の思い、供養、祈りにとって何が一番大事なのかを考えながら、来年のお盆、お施餓鬼の姿を考えていきたいと思います。