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病院や葬儀社の安置室から火葬場に直接ご遺体を持ち込み荼毘に付す、いわゆる直葬というお見送りがあります。
火葬炉の前室、焼香室にて坊さんも立礼での読経となります。
見送るのは家族だけ、あるいは経済的な事情もあろうかと思いますが、最後の見送りとしてはやはり寂しいものがあります。

お寺でも、事情に応じた、できるだけシンプルなご葬儀も可能ですので、遠慮せずに使っていただきたいと思います。
最後の時だからこそ、簡素ではあっても心づくしのお見送りをされてはどうでしょうか。
檀信徒であれば、お布施の他には会場の使用料などはお願いしておりません。

シンプルな一日葬として、以下のようなご葬儀がございました。
(直葬されるなら、こういうやり方もありますよ、という例です)

倶会堂でシンプルに一日葬としてお見送りしたケース

喪主様は、遺影とスタンド花一対、花束と焼香台に飾るブーケを一対用意されました。
ご家族だけでしたので、受付も不要でしたし、司会も音楽も不要ということでした。
儀式としては、通常の告別式と同じ次第で執り行いました。

火葬場の予約や手続き、ご遺体の安置や搬送、棺の移動、花の手配などは葬儀社に依頼する必要があります。

葬儀社と打ち合わせされる際、以下を参考にご検討ください。
(あくまでもシンプルにされたい場合です)

遺影

後々、ご家庭で飾る用の大きさのものをご用意ください。

お花

出棺時に、棺にお花を入れる「花入れの儀」をされたい場合は、一対スタンドをご用意ください。壷花でも構いません。お堂には一対、壷花が常に供養されています(法事時に供養されている花と同じです。上記写真には写っていません)ので、注文されなくとも、 「花入れの儀」 はありませんが、花がないということはありません。

仮位牌

白木の簡素な位牌で、 四十九日の法要までの用意する本位牌ができるまでの仮のものです。葬儀社が用意して寺に届け、寺で戒名を貼ってお返しします。葬儀時にも用意します。

司会

司会がいた方がスムーズに式は進行しますが、居なくともなんとかなります。
会葬者が多い場合、弔電がある場合は、司会がいた方がスムーズです。

受付

ご家族や少人数の会葬者だけであれば不要です。

看板

ご家族や近親者だけで、迷われそうな方がおられない場合は不要です。

会葬返礼品

お身内だけであれば無くとも良いかもしれません。お香典を頂いた方には、四十九日の法要後に香典返しをなさってください。

龍蔵寺会館の待合室。開式までこちらでお待ちください。
一日葬の場合、告別式の終了後に火葬場(お寺から車で15分ほど)に移動して、火葬、荼毘に付します。
火葬が終われば骨上げとなり終了となります。僧侶は付き添いません。

納骨

納骨は 四十九日忌法要時にするようお勧めしています。
お墓や位牌の準備が整うということもありますが、少し落ち着いてから関係者が再集合するということには、心の整理や事務的なことも含め、それなりに合理性があるものです。

ご自宅に遺骨を置けない、あるいはどうしても当日に納骨されたい事情がある場合は、お寺にご相談ください。