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人がもし善いことをしたならば、それを繰り返せ。
善いことを心がけよ。
善いことが積み重なるのは楽しみである。

法句経(ダンマパダ)

無財の七施というのがあります。

仏道では、他人に対して施しを行う布施行が重要な修行と位置づけられていますが、お金や物を布施するにはそれなりの財産がなければできません。では貧乏な人は布施ができないのかというと、そんなことはないと例にあげられているのが「無財の七施」と呼ばれる行いです。

1.  眼施(げんせ)           やさしい眼差(まなざ)しで人に接する
2. 和顔悦色施(わげんえつじきせ)  にこやかな顔で接する
3. 言辞施(ごんじせ)          やさしい言葉で接する
4. 身施(しんせ)           自分の身体でできることを奉仕する
5. 心施(しんせ)           他のために心をくばる
6. 床座施(しょうざせ)        席や場所を譲る
7. 房舎施(ぼうじゃせ)       自分の家を提供する

電車で席を譲るのも立派な布施行だし、笑顔で接するのもこれまた布施行だといっているわけです。
1月から3月は、卒業したり就職したり、あるいは引っ越しをしたりと、新たな出会いも多くなる季節です。もし付き合う人を選べるのであれば、このような行いをよくする人、よい行いを心がける人と付き合い、それを学んで真似をして、自分もまたより良い人に成長したいものです。