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龍蔵寺のご本尊は阿弥陀仏様です。

世自在王仏のところで修行していた法蔵菩薩は、もし成仏できれば我が名を唱える者を全て救済するといった48の誓願をたて、その後長い修行を経て成仏し阿弥陀如来となりました。浄土宗をはじめとする浄土教の基本は、この阿弥陀如来の誓願と救済を信じることに始まります。
菩薩は成仏し如来となる時、自分の仏国土(浄土)を建設します。法蔵菩薩が阿弥陀如来になるときに建設した仏国土が極楽浄土となります。ちなみに薬師如来の浄土を瑠璃光浄土といいます。このことからいうと、浄土教というのはやや大雑把な命名で、正確には阿弥陀教と言った方が適切かも知れません。法蔵菩薩が成仏するときに誓った約束を信じ、彼の仏国土に往生し、そこで阿弥陀仏様と共に修行し成仏を目指す。これが浄土宗の信仰の基本となります。
そもそも阿弥陀仏の「あみだ」という部分は、無限の光を意味する「アミターバ」というインドの言葉からきています。物質は光(エネルギー:E=MC2)が固まったものですから、無限の光とはこの世の中全てということになり、自分と世界の一体性、神秘性を表現したのではないかと思います。
浄土教では、阿弥陀仏と唱えることを教えの中心に据えていますが、これは阿弥陀如来の救済を信じるという信仰の告白であると共に、自分と世界が一体であるという認識の出発点でもあるように思います。

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