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Facebook上で、友人がとある記事を引用していた。

灘校生の内田樹先生へのインタビュー。
テーマは東北について。内田先生は会津の直系なんだそうです。
その中で灘校生に是非読みなさいと勧めている「ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書(石光 真人 編著)」を早速注文。ようやく先日読了。会津出身の陸軍大将・柴五郎の遺書という形を取っているが、幼年期から陸軍士官学校に入学するまでの記録。戊辰戦争から斗南移住、下僕として働きながら陸軍幼年学校に入学するまでの苦労が書かれている。
我がご先祖、青木往晴よりも15歳以ほど下の世代と思われるが、おそらく同時期に青森県庁に勤めている時期があったりと、ほぼ同時代の記録といってよいだろう。ご先祖様も同様の苦労をしたのかと思うと、読むにも力が入る。詳しくは是非本著を読んでみて欲しい。
仏教には因果という考えがあるが、歴史からも因果の流れが読み取れることが良くある。
関ヶ原の合戦で敗れた毛利は、長州に押し込められ、いずれ徳川をやり返そうと機会をうかがい続ける。明治維新の因は関ヶ原にあるとも言えるのだ。本著にも、多くの会津人が西南戦争に出仕したことが記されている。薩摩は戊辰戦争で会津と戦った主力である。会津での借りを、鹿児島で返そうというわけだ。しかしこういう出来事が、逆賊として虐げられてきた会津人が世に出るきっかけとなった。ひょっとすると、浜崎芳雄もこういった中で、チャンスをつかんだのかもしれない。


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