4月8日はお釈迦様の誕生日ですが、このあたりは旧暦で数え、一月遅れの5月8日でお祝いします。
本堂前にて、花御堂を設えてお釈迦様の誕生仏を今年は5月3日から5月8日までお祭りしています。
お釈迦様がお生まれになったとき、天の龍が甘露の雨を降らせ、七歩あるいて天上天下唯我独尊と天と地を指さしたという伝説から、甘茶を誕生仏にかけてお祝いし、子どもの健康や長寿を祈ります。この間に参詣されましたら、ぜひご供養ください。
さて、お釈迦様の誕生日については、先月にも書きましたので、今日は別の話を。
『明日死ぬと思って生きよ 永遠に生きると思い学べ』
インド独立の父、マハトマ・ガンジーの言葉として知られていますが、それ以前から同じような言葉は知られていたようで、誰しもこうありたいと考える理想を表しているようです。
しかしいざ自分事として考える、最後の日と分かれば、あれもこれもと焦ってしまって結局何もせずにその日を迎えてしまいそうです。そんな気持ちで毎日をおくれたとしても、それこそストレスで寿命が縮んでしまいそうです。
明日死ぬとわかっても、いつもと同じように過ごす。
明日死ぬと分かっても、昨日と同じように学び続ける。
そんな心持ちの到達点を、この言葉は教えようとしているのだと思います。