仏道の基本的な考えの1つに,諸行無常という考えがあります.全ては変化する,エントロピーは増大する,そういう真理を漢語で書くとこうなるわけです.非常に辛いことであっても,永遠に続くことはなく大抵はちょっとの間で過ぎ去ってしまいます.試験の前に勉強しているときは,こんな辛い時間はないと思っていますが,試験はあっという間にやってきて,結果はどうあれ,試験勉強からは解放されます.諸行無常というと,どちらかというと幸福な時もまた,終わりがあって,というようにネガティブな方をイメージしがちですが,こんな辛いときももうじき終わる.それは世の真理なのだとポジティブに考えたいものです.
さて,境内も日々色々な花々が咲き始めました.去年と同じようにさいている花は1つもありません.勢力拡大を果たしたのもあれば,押されている種類もあります.写真は芝桜ですが,随分と勢力を広げたようです.
次の写真は一昨年に植えたレモンです.昨年は蕾をつけませんでしたが,今年はようやく1つ2つ,蕾を付けたようです.
諸行が無常なるを愉しみたいものです.
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