助け合いの精神を忘れずに

新型コロナウィルス影響で、マスクやトイレットペーパーの他、体温計やガーゼまでも品薄になっているようです。正確には店頭に出してもすぐになくなってしまう状態が続いているわけですが、実際の所は潤沢にストックがあるようで、焦って購入する必要はないようです。SNSや口コミなどの情報を鵜呑みにせず、冷静に行動しましょう。

ご存じのようにオイルショックの時にも同じような騒動がありました。その後のことを知っている私たちは、昔の人はなんて馬鹿なんだろう、と思ってしまいます。しかしこの騒ぎも、先行きのわからぬ不安や焦りから正常な判断ができなかった故の騒ぎです。あの頃からインターネットやスマホがどれだけ発達しても、人間の本質は変わりません。よくわからぬ疫病が流行り、商品のない棚を見れば誰だって不安になります。不安に駆られ我が身のみを案じた行動は秩序を乱します。大変な時期ではありますが、「自分だけ良ければ」ではなく「お互い様」の心で共に助け合いましょう。

相田みつを氏の詩に、次のような作品があります。

うばい合えば 足らぬ わけ合えば あまる

(c)相田みつを Mitsuo Aida

この詩は、東日本大震災を受け、復興のエールとして掲げられたものですが、今日の状況にも当てはまるように思います。感染症の流行は天災ですが、「余っているのに、足りない」は人間が作り出した災禍です。人々の不安に付け込んで詐欺を働くなんて言語道断です。大変な時だからこそ、改めて「わけ合えばあまる」助け合いの精神を心掛けたいものです。

見習い  合掌