壇信徒の十二ヶ月(師走 十二月)

成道会(十二月八日)

三十五歳のお釈迦様がこの日悟りを開かれました。まさにこの日に仏教が生まれたといえます。お寺でもこのお祝いの法要を行います。

また日本の伝統として、八日が「事納め」の日でもあります。現在でも、あまり年末に近いと、公のことは遠慮するような雰囲気がありますが、もともとは八日がこと納めで、この日以降は正月の準備が忙しくなるので、あまり仕事はしないようにしていました。

 

除夜会(十二月三十一日)

龍蔵寺では毎年十二月三十一日に除夜の鐘を壇信徒の皆様と撞いています。
除夜の鐘は一分にひと撞、午前零時に百撞目、明けた一月一日の零時八分に最後の一〇八撞目となるように開始します。
通常二十二時の壇信徒のお集まり頂き、鐘堂にてお経をあげて二十二時二十一分から開始します。毎年多くの壇信徒の方々が、三々五々鐘を撞きに参られます。来られた順にお焼香頂き、鐘を撞いて頂いています。一〇八という限りがございますので、是非とも撞きたい方は、早めにお越し下さい。

さてそもそも除夜の鐘は中国から伝わった風習です。四苦八苦を4×9+8×9と解いて一〇八とした、という説もありますし、煩悩の数という説もあります。インドでは感覚を眼・耳・鼻・舌・身・意の六種(六根)と考えていましたが、それぞれに好・悪・平のレベルがあり、更にそれを浄・染(悪に染まった)の二種に分けて三六の煩悩があると考えていました。それを前世・今世・来世の三世分をかけて一〇八の煩悩としました。

鐘の音を聞きながら、六根清浄を願って新年を迎えるのが除夜の鐘です。

P1040846_除夜の鐘

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